手付金をかき集めて、抽選を越えて、契約まで進んだ話
前回、モデルルーム見学を終えた時点で、自分の中では購入までに大きく3つの壁がある、という話を書きました。
1つ目は、手付金を払える状態に持っていけるか。
2つ目は、住宅ローンの事前審査が通るか。
3つ目は、抽選になった場合に当たるか。
今回は、そのうちの残りを一気に進めた話です。
振り返ってみると、このあたりから「なんとなく興味があるマンション」ではなくて、「本当に買う前提の話」になっていった感じがします。
手付金の壁
まず最初に立ちはだかったのが、手付金の問題でした。
マネーフォワードで自分の現金を改めて確認してみると、生活に必要なお金を除いたうえで、すぐに動かせる現金はだいたい200万円くらいしかありませんでした。
もちろん、投資信託などの金融資産を売れば手付金を払うことはできます。
ただ、個人的にはできるだけそこには手を付けたくなかった。
最悪その方法を取るしかないとは思いつつ、まずは親に相談してみることにしました。
これはプレゼン力が必要になるなと考え、モデルルームで5時間過ごし、お腹ペコペコの状態でしたが速攻親に電話し、アレやコレや話して実家から30分かからない程度の距離なので車で来てもらいました。
そして、あの建築中のマンションを買うんだと現地で切り出しました。そこからは近くの公園やスーパー、マンションの近くの雰囲気など一緒に散歩して雰囲気の良さを伝えました。マンションの立地の良さを伝えたあと家に帰り、パンフレットを見せて間取りや価格などの話をしました。
とはいえ、「お金を貸してほしい」という話はなかなか切り出しづらいものです。
しかも金額がそれなりに大きいので、こちらから言い出せず、最初は「こういうマンションを買おうと思っている」という話だけで終わるのかなと思っていました。
ところが、話の終わり際に親の方から「お金は大丈夫なのか」と聞いてくれました。
そこで、実は手付金が少し足りないという話をして、いろいろ紆余曲折はあったものの、最終的に手付金の一部を出してもらえることになりました。
結果として、自分の持ち出しは200万円で済むことになりました。
これは本当にありがたかったです。
こうして、3つの壁のうちの1つ、「手付金を現金で用意できるか」という壁は、なんとかクリアすることができました。
住宅ローン事前審査の壁
次に進んだのは、住宅ローンの事前審査です。
これはモデルルーム見学に行ったときに、営業の方から「先に事前審査をやっておきましょう」という話があり、その流れで進めました。
当時出したのは、たしか3系統でした。
- メガバンク系
- ネット銀行系
- 事務手数料が比較的少ないと言われる地方銀行
詳しい経緯はうろ覚えなところもあるのですが、1〜2週間ほど経って結果が返ってきました。
最終的には、メガバンクと地方銀行は条件があまり良くなく、ネット銀行だけがしっかり通った、というような結果でした。
この時点では、とにかく「仮審査が通った」という事実が大きかったです。
ひとまず、買うための土台には乗れた、という感覚でした。
抽選の壁
そこまで来ると、もう自分たちにできることはかなり少なくなりました。
次のステップは要望書の提出だったのですが、これも、住宅ローンの事前審査が通っていることが条件になっていました。
なので、仮審査が通った段階で、希望の部屋について要望書をメールで提出しました。
要望書を出す、というのは、いよいよ「この部屋を本気で買いたいです」と意思表示をする段階なので、けっこう重みがあります。
とはいえ、出した後にできることはほとんどありません。
あとは、その部屋に他の希望者が入るかどうか、入ったら抽選になる、という状態で待つことになります。
たしか要望書を出してから4日か5日後くらいに抽選日が設定されていて、その日まで少し落ち着かない感じで過ごしていました。
抽選結果の電話
そして、営業の方から電話がかかってきました。
「おめでとうございます。当選しました」
この瞬間は、正直かなりほっとしました。
ただ、実際に話を聞いてみると、どうやら本当に抽選だったというより、最終的にはその部屋を希望していたのが自分たちだけだったようでした。
これが営業の方がうまく調整してくれたのか、本当に他に希望者がいなかったのかはわかりません。
ただ、今振り返ると、その部屋は万人受けするタイプではなかったのかもしれないな、という気もしています。
いずれにしても、これで「手付金」「ローン仮審査」「抽選」という3つの壁のうち、かなり大きなところを越えることができました。
契約の前の重要事項説明会
当選後は、次に重要事項説明会の日程調整をして、説明を受けに行くことになりました。
重要事項説明会というのは、名前の通りとにかく重要事項を説明される会です。
実際に行ってみると、かなり長い。
若手の不動産営業の方が、延々と重要事項を読み上げていく、という感じでした。
2時間
当然ながら内容は大事なのですが、量が多いので、集中力との戦いでもありました。
そして、その場でいろいろな書類にサインをしていく。
このあたりで、「ああ、本当に後戻りできないところまで来たな」という実感がかなり強くなってきました。
時系列を今振り返ると少し曖昧なのですが、整理すると、重要事項説明を受けて内容に納得した上で、その後2日後までに手付金を支払う、という流れだったはずです。
手付金を振り込む
手付金は、銀行の窓口で送金しました。
今ならネット振込で済ませることも多いと思うのですが、今回は金額が大きく、振込上限を超えていました。
実際に銀行へ行って、窓口で「送金したいです」と伝えます。
すると、「他行への送金ですか? (送金でしたらATMでもできますけど…)」というような怪訝な顔をされました。
そこで、「結構大きい金額なんですよね」と返したところ、
「200万円以上ですか?」
と確認され、
「はい、超えてます」
と答えたのを覚えています。
住宅ローンで買うとはいえ、最初にまとまった現金が一気に出ていく。
このとき初めて、マンション購入の重さを、お金の面でかなりリアルに感じた気がします。
本契約は意外とあっさり
その後、手付金を支払って数日後だったと思うのですが、本契約に進みました。
ここは少し意外でした。
重要事項説明会の方はかなり長くて重たい感じだったのに、契約自体はむしろあっさりしていたからです。
契約は電子契約の形式で、専用のブラウザからサイトにアクセスして、ユーザー登録をして、内容を確認して、最後に契約ボタンを押す、という流れでした。
拍子抜けするくらい簡単で、「え、これで契約終わり?」という感じでした。
でも、その“あっさりさ”とは裏腹に、内容は当然重い。
契約書を見ていて印象に残ったのは、手付金とは別に、もし自分都合で買わないという話になった場合には、物件価格の20%を違約金として支払う、という趣旨の記載があったことです。
もちろん契約なのだから当たり前といえば当たり前なのですが、文字で見るとやはり重い。
この段階で、完全に「とりあえず押さえてみた」という話ではなくなりました。
次は住宅ローンの本審査
ということで、
- 手付金の目処が立つ
- 住宅ローンの事前審査が通る
- 要望書を出す
- 当選する
- 重要事項説明を受ける
- 手付金を支払う
- 本契約をする
というところまで、一気に進みました。これ全部一ヶ月の出来事です。
モデルルーム見学の時点では、まだ「本当にここまで来るのか?」という感じだったのですが、契約まで終わった。
今の状態としては、次は住宅ローンの本審査です。
ここから先はまた銀行とのやりとりが増えていくはずで、まだ安心しきれる段階ではありません。
とはいえ、少なくとも「買えるかもしれない」から「契約まで進んだ」というところまでは来ました。
購入記としても、ようやく1つ大きな山を越えた感じがあります。
次はどうなるか自分もはっきりわかってないですが、本審査とインテリア相談会などがあったと思います。ではまた!

